第5回研修会 報告

第5回研修会 報告

国立国会図書館関西館  設計:陶器二三雄
国内すべての出版物を蓄積する国会図書館が資料の増加に伴い東京本館と分散し、かつ電子媒体へ対応するために新しく建てられた。ここでは書庫を地下に配置することで地上部を小さくし、圧迫感を抑えている。外壁はダブルスキンウォールである。

エントランス

北 外観
のこぎり屋根は、北向きに芝を張り、南向き面は、光を乱反射する特殊なガラスを使用し、下に位置する閲覧室に柔らかな光を取り込む。

のこぎり屋根

南 外観
南城山村立南城山小学校 設計:リチャードロジャース
地域住民の生涯学習の場でもあることから、自然に馴染み、自然環境に考慮した形態とし、子供から大人のスケールに対応できるように考えられている。子供と大人のゾーンは、有彩色と無彩色で視覚的に分けられている。

外 観

連続する屋根
多目的ホールに沿って各教室が並べられ、上に行くにしたがってプライバシーの強い場所となる。

内部を一望できる多目的ホール

教室とワークスペース
研修会を終えて
国会図書館関西館は、全面ガラスのカーテンウォール、のこぎり屋根の芝生と中庭の豊かな樹木が調和しており、綺麗だなと感じました。
南山城小学校は、多目的ホールを中心に1階特別教室、2階普通教室の中間に運動場のレベルがあり、開放的で心地よい空間に感じました。
偶然にも、どちらの建物も「ハイサイドライト」が設けてあり、巧みに光を取り込んでいました。上部からの光のため照度が均等に取れていると思いました。
今後の参考にしていきたいと思いました。

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